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親の価値観が与えるこどもへの影響、『先入観』は悪なのか?

投稿日:2015-07-18 更新日:

小さい頃はみんな、他人からの悪意に触れることってそんなにないと思うんですよ。
まぁ今は赤ちゃんみたいなものなので私に注意されても「なんでいじわるするんだ!!」くらいに思っているかもしれませんが、もうすこし成長したら「自分のためを思って注意しているんだな」ということがわかるでしょうし。
それを受け入れてくれるかどうかはまた別なのですが…

 

わたしが初めて他人からの悪意に触れたのは小学校に入学してから。
同級生には、学区内の児童養護施設に入所している女の子が三人いました。
彼女達はわたしが初めて出会った、明確な悪意を持った人でした。

わざとつっかかっていっては、同級生の男の子としょっちゅう殴り合いをしていたり。
万引きしたことを誇らしげに話してみたり、授業を妨害し続けて一年間に数回担任が変わったこともありました。

当時のわたしは、彼女達がなぜあえて叱られるようなことをするのかが全く理解できませんでした。
学校は好きでしたが、登校すると頻繁に偏頭痛が起きるようになりました。
精神的なものからきていたのだと思いますが、小学校低学年のこどもがそんなに追い詰められるなんて、なんだかなー。
高学年になる頃には、世の中にはわたしの中の常識(悪いことはしちゃいけない、人には優しくするくらいのかわいらしいものですが)が通じない人がいるんだな、と理解していたと思います。

 

学区の公立中学には進学しなかったので、卒業後は彼女達と離れることになりました。
小学校を卒業して数年後の同窓会に参加すると、彼女達の姿はありませんでした。
当時は本当に辛かったのですが、不思議なことに数年後に思い返すと面白いエピソードになって。
あんなことしてたよね、こんなこともされた!などと話して盛り上がっていました。

「でも、なんであんなに意地悪ばっかりしてたんだろう」と疑問を口にしたらすごく驚かれて。
「○○○(児童養護施設の名称)の子だからだよ!」
親がいないから、会えないから、面会に来られなかったから。
周りに当たってストレス発散してたんだよ、と。

 

彼女達が児童養護施設に入所していることはもちろん知っていましたし、「○○○の子はなんで意地悪なのか」と思っていました。
でも、児童養護施設に入っているから意地悪だとは考えたことがありませんでした。
これは推測の域を出ないですが、おそらく他の同級生は親から「あの子達は○○○だから(しょうがないよ、とか、我慢してあげたら)」というような話を聞いていたのだと思います。
ただ、わたしの母は先入観を与えるような大人の事情や噂話をわたしの耳に入れたり、母自身の考えを話すことが全くなかったんです。

それは親になった今、尊敬できる面でもあります。
こどもって、親の話していることとか腹の中で思っていることを、親が思う以上に理解して感じ取っていると思います。
噂好きなお母さんを持つ同級生は、先生によって態度ががらりと違ったりして。
親が先生を軽視した発言をしていたら、こどもも同じような態度をとるというのはよく聞く話でもありますし。

でも、もし彼女達の行動に悩んでいた私に「あの子達には事情があるから」と母が言ってくれていたら。
たぶん気持ちは楽になっていたんですよね。
もちろん彼女達がそういった行動をとっていたのには様々な要因があったはずなので、施設の子だからと一括りにするのもおかしな話で、本来は母の取った行動が正しいはずです。
この一件に限らず、こどもに先入観、特に偏見などを持たせるような言動は避けた方が良いと個人的には思います。
ただ、理由もなく攻撃的であることよりも、彼女達の行動に何か理由をつけてもらった方が小学校低学年のわたしは受け入れやすかったんじゃないかな。

 

こどもに先入観を持たせるのは悪、と断言することはできない。そして善でもないと思う。
という結論になりました。すっきりしなかったらごめんなさい。

大人になってからはお互いざっくばらんに会話するようになりましたが、母も色々と考えながら育児をしていたんだなぁ。
もし息子が同じような場面にたたされたら、わたしはどうするのかなー。
育児って一から十まで世話を焼く必要がある小さな頃だけじゃなくて、ずーっと続いていくものなんだなぁと改めて気付かされたのでした。

 

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